不動産屋の断り方:営業さんにコントロールされないために

公開日:2018/06/15  最終更新日:2018/06/26

不動産屋の断り方:営業さんにコントロールされないために

出会いの季節でもある春。
慣れ親しんだ土地から離れ、新たな土地で就職や入学をする方も多いのではないでしょうか?新天地へ引っ越す際、多くの人が利用した不動産屋さん。
あなたはトラブルに巻き込まれませんでしたか?

実は不動産に関してのトラブルは毎年必ずあり、中には不動産会社を相手に訴訟を起こすケースも決して少なくはありません。
これから新天地へ引っ越そうと考えている

契約した部屋よりもっといい場所へ引っ越したいと考えている人

これから上げるトラブルに気をつけましょう。

 

不動産屋とのトラブルのケースについて

では、どういった内容のトラブルがあるのでしょうか。

○一番多いのが不動産会社の巧みなセールストークに乗せられてしまい、契約したものの欠陥住宅で写真と実際の部屋はだいぶ違ったというケースです。

これは家を購入する際もよくあるトラブルのうちの一つで、不動産会社が「本来この部屋は15万円するが、今回は特別に5万円で貸しましょう」と言われたらどうしますか?

かなり大幅値下げされた金額に、思わず食いついてしまう人がいてもおかしくはありません。

しかし、このあり得ないほどの大幅値下げには訳があるのはご存知でしょうか。
例えばよくある話は、その安すぎる部屋は事故物件ということです。
事故物件となれば、だれもが気味悪くて部屋を利用したいとは思いません。

しかし、不動産会社としては空き家は大きな損失になるわけで、何ながんでもその部屋へ入居してもらいたいと考えています。
そうして考え付いた答えが大幅値下げということです。
不動産屋の中には事故物件であることを隠している場合があります。
安すぎるのには訳があります。
それを頭に入れましょう。

 

○他にも今契約をすればこんなサービスがついてくるという巧みなセールストークに乗らないことです。
不動産会社の中にはセールストークが巧みなスタッフは必ずといっていいほど存在します。
相手の心情に付け込み、寄り添った感じで話をしてくるので、思わずお客さまも話を信じて契約してしまったなんて話もあります。

内見はきちんと行う事です。
内見とは気に入った物件を実際自分の目で見て確認をします。
悪質な不動産屋の場合、写真だけでなかなか内見させてくれないことがあり、実際に契約を済ませて引っ越そうと思ったときに水回りが汚い、壁や傷ついているなどが判明することもあります。
こういったトラブルを防ぐため、必ず内見をしてくれる不動産会社を選びましょう。

 

不動産会社は契約させたがるもの

不動産会社は様々な物件を管理しています。
上記で説明したように、この管理している物件の中で空き家物件が多ければ多いほど、不動産会社にとってはマイナスになります。
このマイナスを埋めるために、いかにどうやってお客様を契約させるか、セールストークに磨きをかけているかもしれません。

 

○絶対条件を決めておく

強引に契約を迫られたらどうしよう

不動産会社の巧みなセールストークに乗ってしまったらどうしよう

と考えてしまう人もいるかもしれませんが、回避する方法はあります。

それは、自分が「これだけは絶対外せない」といった条件を決めておくことです。
そうすることで、契約を迫られたとしても「この条件は絶対外せないので契約しません」という事が出来ます。

また不動産会社は断られることを想定し、さらなる戦略を考えていますが、こういった強引な契約はきちんとNOと言えるようにしましょう。
大幅値下げを目の前でされては、だれもが心揺らいでしまうのは当然です。

 

○きちんと断る

しかし、安すぎる物件には必ず訳がある

不動産会社にこの大幅値下げの理由を尋ねた際に納得いく理由が返ってこない

都合の良い回答しかなければそこは事故物件でほぼ間違いないので、きちんと断りましょう。

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WRITER沢野圭太
埼玉県出身。不動産歴6年。
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナーとしての視点で不動産情報を日々発信しています。
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